現役生が語る機械工学科の魅力
こんにちは!機械工学科3年の小杉です。
今回は機械工学科の魅力を、時間割などを見ながら伝えていきたいと思います。
そもそも私が機械工学科に入ろうと思ったのは、ものづくりに多少興味があったのと、就職状況が良いと聞いたからという理由からでした。しかし実際に入ってみると、機械と一口に言っても、設計・生産、制御・ソフトウェア、ナノ・バイオなど、学習内容は多岐にわたり、興味を惹かれる分野が多く存在しました。進学選択で迷っている皆さんなどは、一度機械工学科の研究内容に目を通してみることをお勧めします。
機械工学科では、2年では座学メインで基礎を学び、3年に上がると演習の時間が増えて実践的に学ぶ機会が多くなり、4年生になると研究室に配属されます。
それでは2A、3Sセメスター(Sセメスターは4月~7月、Aセメスターは9月~2月の授業期間)の授業について見ていきましょう!
2Aセメスターの時間割は次のようになります。
この時期はひたすら講義を聴く毎日が続きます。せっかく学部に進んだのに、と思うかもしれませんが、頑張るしかありません。もしついていけないと感じることがあっても、学生にはそれぞれアドバイザー教員がついており、気軽に相談できるので、心配することはありません。
演習で個人的に一番印象に残っているのは、ライントレースロボットという、コースに引かれた黒い線をセンサで検知して線から外れないように動くロボットの制御の実験です。この実験では、機械を作るうえで重要な制御に関して実践的に、かつ楽しく学ぶことができます。なによりレポートもないので、楽しい気分のまま終われます!
3Sセメスターでは、月・火・木・金の午後が演習の時間になります。演習では主に下の写真のようなスターリングエンジンの製作や実験を行っています。スターリングエンジンとは、シリンダ内のガスを外部から加熱して生じる熱サイクルによって動力を得る外燃機関です。先生方の手をお借りしながらではありますが、ここにきてようやく、自分たちで一から設計し、一つのものを作り上げていくことができます。ただ、知識として学んではいても実際に取り組んでみるとわからないことも多く、班によっては19時ぐらいまで作業することもあります。それでも自分たちで設計したものが着々と出来上がっていく様を見ると、言葉にしがたい高揚感が得られます。
いかがだったでしょうか。この記事を読んで、少しでも機械工学科に興味を持っていただけたら嬉しいです。