東大工学部のイマを伝えるホームページ

応用化学科の魅力を知りたい!

こんにちは。工学部応用化学科3年の菅野です。

学科に入ってまだ1年も経っていないのですが、応用化学科(応化)の楽しさや魅力についてご紹介します!

 

*そもそも化学って…?


工学部はものづくりの学部、ということで、どの学科でもものづくりをやっていると思いますが、その中でも化学の魅力は原子や分子というミクロなところでものづくりができる、ということです。なぜなら全ての物質は原子から成り立っているのですから!

「DNAの二重螺旋構造はワトソンとクリックが見つけなくてもいつかは誰かが発見したでしょうけれど、私が作ったこの分子は私がいなければこの世に存在していません。」

これは私が駒場生時代に履修した主題科目「応用化学のフロンティア」で、応用化学科の藤田誠先生がおっしゃっていた言葉です。この言葉はとてもよく化学の魅力を表していて心に残りましたし、これを聞いて私はやっぱり化学っていいなと感じました。

ちなみにこの授業では、応化または元応化の先生が毎回一人ずついらっしゃって、ご自身の研究について熱く語ってくださり、応化について知るのにとても役立ちました。毎年開講しているわけではないようなので(2019年度はないようです…)、今後開講されたらぜひ聴いてみてください。

 

*実際に応用化学科に入ったら…?


平日は午前中は講義を聴き、午後は週3で実験をやる、という感じで毎日が過ぎていきます。実験は長くかかって疲れることもありますが、やはり私は実験が楽しくて好き!なので実験についてご紹介していきます。まだ3年生で実験は始まったばかりなので今までにやったものの紹介です。

 

☆有機化学実験☆

THE 化学実験!  白衣を着てドラフト(ドラフトとはドラフトチャンバーの略で、実験者が試薬を吸い込まないための排気装置のことです)の中でフラスコに試薬を入れて…というだけでわくわくしてとても楽しいです。ただ、本格的な実験をするのは初めてなので、初めは器具の操作から不慣れですが、回数を重ねていくと上手くなっていくのが自分でもわかり嬉しいです。終わったら実験レポートを書かなくてはいけませんが、実験室から離れてもう一度落ち着いて整理できるので理解が深まります。面倒くさいかと思いきや、やってみると意外と楽しいものです。





この写真は高分子合成の実験で作ったポリ酢酸ビニル(左)とポリビニルアルコール(右)です。この実験は合成した! という感じが嬉しくて思わず写真を撮ってしまいました(笑)。左のポリ酢酸ビニルは透明なパール状になるのが正解なのですが、少し大きめのものや粉々の米粒のようなものが多くできてしまいました。粒々にならずに餅のように固まってしまった人もいたので出来ばえはまあまあかな、と思います。

 

☆コンピュータ化学演習☆

この演習では、プログラミングの基礎を学んだり分子軌道のシュミレーションをしたりします。普段パソコンはあまり使わないですし、プログラミングも授業で最低限しかやったことがなかったので、上手くできず時間が結構かかってしまいました。エラーメッセージが出ても原因がなかなかわからなくて嫌になることもありましたが、最後に思い通りに動いた時は意外と嬉しいものです。

 

他にも分析化学実験、化学工学実験、物理化学実験があり、一年間かけて化学分野の実験技術を習得していきます。応化に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!