応用化学科ってどんなとこ?
こんにちは!応用化学科4年の難波です。
今回は、応用化学科での生活を、時間割やおすすめの授業を中心にご紹介します。
応用化学科、通称「応化(おうか)」では、2・3年次に有機化学、無機化学、物理化学・・・など化学の基本事項を学んだ後、4年生で研究室に配属されます。応用化学科は、有機合成や触媒といった化学をメインとした研究室はもちろん、化学分析デバイスや生物物理、半導体など、個性的な研究をしている研究室が多いのが特徴です。(詳しくはこちら)
それではまず3年Sセメスターの時間割をご紹介します!
ほとんどの授業・実験が、化生系3学科(応用化学科、化学システム工学科、化学生命工学科)合同で行われます。
Sセメスターの実験は、有機化学実験、分析化学実験、コンピュータ化学演習の3種類を行います。
その中でも特に面白かったのが分析化学実験です。分析化学実験では
・X線を用いた無機物質の特定
・分液漏斗を用いた溶媒抽出
・タンパク質のゲル電気泳動
といった実験を行います。
実験が終わるたびにレポートが課されるので大変ではありましたが、なぜこのような実験結果になったのか、と考察するのはとてもやりがいがありました。座学で学んだ内容や文献で調べた内容をもとにあれこれ考えて、筋の通った考察ができたときには快感です!
続いて3年Aセメスターの時間割がこちら!
Aセメスターの実験では、物理化学実験と化学工学実験の2種類を行います。
Aセメスターで一番印象に残っているのは有機物性論の授業です。なんだか難しげな響きもしますが、高分子の物性を学ぶ授業です。
高分子に対して簡単なモデリングを施したり統計力学を利用したりすることで、高分子の形状やエントロピー、弾性などを数式で表すことができます。一見複雑そうな高分子の物性をうまく表せるのがとても面白く、感動しました!
応用化学科での生活、いかがだったでしょうか?応化、また化学に少しでも興味を持ってもらえれば嬉しいです。
Ttime!では、2018冬号、2017冬号などで応用化学科の研究や学生生活を取り上げています。こちらもぜひご覧ください!