東大工学部のイマを伝えるホームページ

五月祭展示に行ってきました!2018 (1) ~社会基盤学科

こんにちは!化学システム工学専攻修士1年の三浦です。今回は社会基盤学科の五月祭展示の模様をお伝えします。今年の展示テーマは『ドボクとぼくの街』。それではさっそく中を覗いてみましょう!(ちなみにこの素敵なタイトルロゴは我らがTtime!編集長によってデザインされたものです!)

 

さて、展示室に入ってみると何やら気になる企画がありますねその名も『Paper Bridge Contest』。実際に画用紙とはさみ、のりだけを使って橋を作り、その強度を競います。

早速私も『Paper Bridge Contest』を体験してきました!



まず、企画者の方に画用紙をもらい、簡単な説明を受けた後、作業台に向かいました。

作業台の横には様々な種類の橋の模型や、橋に関する書籍があり、これらを参考にしながら、制作する橋の模型のイメージを膨らませることができました。イメージが浮かんできたので早速作業開始です!



大小1枚ずつの画用紙とはさみ、のりだけを使って橋を作る…これがなかなか難しい。同じ作業台で黙々と作業している子供たちに負けないように何とか作業を終わらせました。完成した橋がこちら。うーん、なんか弱そうです。



橋が完成したら企画者の方に橋の強度を測定してもらいました。完成した橋を板に乗せ、バケツをぶら下げた紐を橋に引っかけ、このバケツに重りを入れていき強度を測ります。さて僕の橋は何kgまで耐えられるのでしょうか。さっそく0.5 kgに挑戦!



あっさり撃沈しました頑丈な橋を作るのは難しいということを痛感しました。ちなみに本企画では11.5 kgの重さに耐えられる橋を作った方がいたそうです。凄いこの一言に尽きます。

企画の横にはなにやら大きな橋の模型がありました。これは隅田川にかかる永代橋えいたいばしの模型なんです。なんとこの模型、現在の3年生が昨年の秋に制作したものだそうです。クオリティーが非常に高く、圧巻でした。



この他にも社会基盤に関するポスターがありました。その中には、気候変動や巨大地震といった自然災害に対する研究も紹介されていました。こうした自然災害への対策も社会基盤学科が果たす役割なんですね。

その横には、ダムや橋などの日本の社会基盤の中から最も参加者に人気のものを決める社会基盤総選挙や参加者の好きな社会基盤の寄せ書きなどの企画がありました。ただ社会基盤を説明するだけでなく、参加者の社会基盤に関するイメージを聞く姿勢がとても印象的でした。企画者と参加者の相互のコミュニケーションを大切にしていらっしゃるのがよくわかりました。



企画者の方にお話を伺うと、この企画は半年間かけて準備されたものだそうです。確かに一つ一つの企画はとても面白く、クオリティーの高いものだったと思いました。社会基盤学科の方たちの土木に対する熱い思いが伝わってくる企画でしたね。取材に協力してくださった社会基盤学科の皆様、素敵な企画をありがとうございました!

社会基盤学科のHPはこちら

(執筆:三浦友裕)