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五月祭展示に行ってきました!(3)〜マテリアル工学科編〜

こんにちは。かせい(化学生命工学科)4年の上田です。
五月祭展示に行ってきましたシリーズ、今回はマテリアル工学科の展示を紹介したいと思います。

東大工学部マテリアル工学科には、『バイオマテリアル』『環境・基盤マテリアル』『ナノ・機能マテリアル』の3コースが存在するのですが、この五月祭では3コースの学生が協力して1つの展示をおこなっていました。只今工学部4号館(普段マテリアル工学科が入っている建物)が絶賛耐震工事中なので、工学部5号館2Fでの展示でした。
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様々なマテリアル・素材について、実際に手で触れながら学び、体験できる展示でした。

ー 結晶美の金属、ビスマス!


入口すぐのところにあるのは虹の結晶、ビスマスについての展示。『世界で一番美しい元素図鑑』を読んだことがある人は覚えがあるかもしれません。それくらいインパクトのある綺麗な結晶です。
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本当に虹色に輝いています。ビスマスの金属自体は銀白色なのですが、空気中の酸素の影響で虹色に輝く膜が作られるそうです。証拠に200℃のビスマスはこんなに平凡な色!(と思ったら鍋の中のビスマスの表面は酸素の影響で虹色でした…
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ー ガラスを溶かして、七宝焼!


今度は七宝焼きのコーナー。自分の思うようにガラスを並べて専用の機械で溶かして七宝焼きをつくります。
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完成形はこんな感じ。結構手先の器用さが必要みたいですね…僕には無理そうです笑
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色とりどりのガラスを銅板の上に載せていきます。専用の機械で数百度に温めて10分弱で完成。僕が訪れたときには椅子が埋まっているほどの人気でした。

ー 簡単、金蒸着アクセサリー!


金蒸着(きんじょうちゃく)で金ピカのアクセサリーをつくるこちらのコーナー。金蒸着って金めっき、みたいなもののようです。
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このようにペンで模様を描いて(これはマテリアル工学科のロゴですね)、専用の機械で金の粒子を照射。
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照射後、ペンで描いたものを拭き落とすとこのような見た目になります(これは”金”という文字ですね)。メッキ自体は中々落ちないので、アクセサリーとして普通に使えそうな印象でした!作るのが非常にラクというのも魅力ですね。

ー すごいぞ、機能性ゲル!


こちらは様々な機能をもったゲルを紹介するコーナー。ゲルというのはスライムのような、固体なのにぷにぷにしていて液体のようなものを言います。主に二つのゲルについて紹介していました。
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こちらはナイパムと呼ばれるゲル。温度によって水に溶ける量が変わります。ん?それじゃあ普通ですね。これが普通じゃないのは、温度を上げると溶けなくなって、下げると溶けるという点なんです!珍しい機能ですよね。
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こちらのゲルは刺激を与えると色が変化していくというゲル。この写真だけでは赤色ですが、実際は黄色↔赤色を順々に繰り返していきます。
また、これらのゲルを組み合わせた、更に新しい機能をもたせたゲルなどを紹介してもらいました。
例年似たテーマで研究紹介をするらしいので気になった方は是非来年の五月祭でマテリアル工学科展示にお越しください!動画付きで色々な研究を紹介してもらえます。

ー おまけ。


朝から行くと『たたら製鉄』を屋外で生で見ることができます。砂鉄から鉄を作るアレですね。9時から10時頃行くといいらしいのですが、筆者が起きた時点で終わっていたようです。

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午後にいったらこれだけ置いてありました笑 3kgちょっとの鉄ができていました。これは生で見たらきっと迫力あるものだったに違いない…!

ー おまけのおまけ。


たたら製鉄、実際はこんな感じみたいです。(これは以前工学部4号館前でおこなわれた写真です)
煙突の取り外し2-1
これは…大迫力ですね…!来年こそは見に行かねば!

 

いかがでしたでしょうか?東大工学部には16もの学科があり、本当に多種多様な研究をおこなっています。その一端に触れることができる五月祭の工学展示、来年は是非お越しください。工学の魅力が少しでも伝わりますように。

// もっとマテリアル工学科について知りたい方は こちら

(執筆: 上田 倫久)