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五月祭展示に行ってきました!(4)~工学博覧会:計数編~
度々こんにちは、
化学システム工学科
の柴山です。
本日は
計数工学科
(以下、計数)および
物理工学科
が主催の5月祭展示「工学博覧会」のうち、計数によるものを紹介していきます。
この展示、ふいと取材に行ったら展示責任者さんがついてくれて、各ブースの紹介をしてくれました!
それぞれでの説明にかなりの熱意を感じました、計数すごい!
ではでは、さっそく中身を見て行きましょう!
ちなみに場所は工学部6号館で、普段は計数工学科および物理工学科の教員・学生が使っている建物でした。
工学博覧会〜計数編〜@工学部6号館
全部で3つのブースがあったのですが、それぞれ1.画像解析、2.シミュレーション、3.アルゴリズムの3つに分かれているそうです。
画像解析ブース
カメラで撮った映像に対して、文字認識(正確にはパターン認識)をして、
そこが隠れたら音と映像が流れるという展示です。
紙に指を乗せるだけでピアノのように弾けるなんて素敵でしょう?
ぽにょバージョンもありまして、左から順に弾くことでぽにょの曲の冒頭が流れて、和みます。
階段状にしても音がなります。小出しにされている初音ミクがいい味出してます笑
カメラが物質の”色”を検知して、ピンボールができるというゲーム。ゲーム開始時に撮った手の色などを追いかけて、ピンボールの板が移動する仕組みです。
板にぶつかった玉に書かれた数字が素因数分解されていくというのが渋いです。
シミュレーションブース
シミュレーションというと何を浮かべるでしょう?
今回は、暗室で花火のシミュレーションを展示していました。
部屋が涼しくなっていて椅子も完備。休憩スペースとしてカンペキでした!
ところがこれ、ただきれいというだけではなくて、光の粒1つ1つに対して動きのシミュレーションを行っています。(GPUを用いた並列処理をしていました!GPUとは、ゲームの画像処理などに使われる半導体の集まりで、単純計算を高速に処理できるよう特化した半導体のことをいいます。ここでは無数の光の粒の動きを各GPUに計算させています。)
なので、プロジェクターの解像度を更に上げると、もっと細かく見れるとのこと。
来場者がボタンをポンポン押して楽しんでる間、計算を行っているデスクトップ型のパソコンが頑張っているようでした。
(花火を押すためのコントローラ。計算用のパソコンにつながっています。)
アルゴリズムブース
アルゴリズムに触れてもらうためのブース。
1つ1つのピースがブロックでできた3次元のパズルを来場者の方々が解いている横で、
プログラムによる解をものの30秒で出してみせるということをやっていました。
ちなみにこちらがパズルの様子。
プログラムでの問題の解き方(=アルゴリズム)を工夫することで、
人間だと長時間かかってしまうことも、あっという間に解けてしまうということが
まさに身を以て体験できるようになっていました。
終わりに
計数の展示の面白いところは、
展示内容も、ぱっと見でわかりやすく、
背景原理も面白いものが多いという点です。
細かい論理も知らずにひとしきり楽しめる工夫がしてあって、
とてもわかりやすくなっていたと思います!
(なお、各ブースにあるレジュメもなかなか凝っていますが、こちらは会場へ行った人へのお楽しみとさせていただきます!)
来年も楽しみですね!!
(執筆:柴山 翔二郎)