東大工学部のイマを伝えるホームページ
こんにちは,Ttime!の本山です.みなさんは学会というものを知っていますか?大学院生は普段は研究室で研究していますが,その成果を発表するのが学会という場です.今回はじめて国際学会に出席してきたので,その模様をレポート形式でお届けします!学会がどういうものか知っていただければ嬉しいです!
受けつけで参加手続きを済ませた後,会場の下見に向かいます.およそ20程度の部屋に別れており,その広さは部屋により変わります.大ホールのような部屋を見つけ,「こんなところで発表するのか!?」と思いながら自分の部屋に向かうと普段講義を受けている部屋の2倍程度の広さでホッとしました笑.しかしホッとしたのもつかの間,当日の発表スケジュールを見ると自分の名前がありません!!!手続きに不手際があったのかと冷や汗を書きながら受付まで戻り,つたない英語で事情を説明します.受付の人の,「It’s interesting!」という言葉を聞き,全然おもしろくないよ!と思いながらチェックしてもらったところ,単純なプリントミスだったようで一安心.その日のうちに修正されていました(ただし,雑).
その後は,面白そうな発表している部屋を回って参加者の発表を聞いていました.印象的だったのが発表者の服装です.国内の学会ではほとんど全員がきっちりとしたスーツ姿で発表するのに対して,ラフな格好で発表する人が多くて驚きました.(半スボンで発表する人もいるそうです!)
ちなみに,自分の発表する部屋は初日に使われていなかったので,発表練習をしました.
-発表当日!
いよいよ発表当日です!自分の発表はセッションの4番目です.2番目に発表する研究室の先輩の発表を聞きながら,発表の流れを復習します.そして3番目の人の発表が終わり,いよいよ自分の番です.「Next presenter is Mr. Motoyama.」の言葉を聞き,PCの前に移動します.レーザーポインタを手に持ち,ピンマイクをつけてもらい発表を始めます.「Today, I’d like to propose a ...」のセリフで発表を始めました.直前までは緊張していましたが発表が始まると,あとは練習通りに喋るだけです.発音はともかく,無事に発表を終えることができました.しかし,まだ気を抜くことはできません.発表は,プレゼンと質疑応答の2つから構成され,特に質疑応答はプレゼン内容の補強をする場であるため,非常に重要です.しかし,当然質疑応答も英語で行われます.予め用意されたスクリプトを読むだけのプレゼンとは異なり,質疑応答ではその場で考え,答えなければなりません.今回の発表では3人の方から質問を頂きましたが,上手く質問内容を聞き取ることができず,質問者に納得のいく回答をすることができませんでした.次の国際会議までにもっと英語を勉強しようと決意した瞬間でした.
-発表を終えて
こんな感じで私の初めての国際学会は終わりました.世界中の研究者を前に研究内容をアピールするというのは非常に刺激的な体験で,もっともっと研究を頑張って世界から認められるようになりたいと感じました.次に国際学会に出席できるチャンスが来るのがいつかはわかりませんが,その時までに研究内容にも英語力にも磨きをかけようと思いました.