こんにちは。工学系研究科修士課程1年の中川智貴と申します。

今回は、工学部の国際プログラム紹介の一環として、東京大学(UTokyo)の学生と米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生による国際交流プログラムMUSCAT(MIT UT Summer Camp for Asuno Technology)2016について紹介します。

 

本プログラムは、2016年度の夏学期に開かれたものであり、私はその運営に携わっておりました。

 

尚、本記事ではプログラムの活動の一部を抜粋して紹介しております。興味を持っていただけた方は、より詳しい情報が得られるウェブサイトにもぜひ来ていただけたらと思います!

 

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「Craft a bench」後に撮影した集合写真 (東京大学山中寮にて) 日本ヒルティ株式会社社員、プログラム参加学生、実行委員

 

Program File #4

  • プログラム名
    MUSCAT2016 (MIT UT Summer Camp for Asuno Technology)
  • アクティビティタグ
    短期  | 国内, 大学 | 学生交流
  • プログラムの内容
    米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生を東京に招き、5/27~6/3の8日間、東京大学の学生と生活を共にするサマープログラム
  • プログラムの目的
    日米の文化、考え方の違いを学ぶことを通じて、学生のキャリア形成に役立てること
  • 主催組織
    東京大学大学院工学系研究科 国際工学教育推進機構 バイリンガルキャンパス推進センター
    国際化推進部門(GWP)
  • 実施場所、期間
    前半:2016年5月27~30日、山中寮内藤セミナーハウス(山梨県山中湖)
    後半:2016年5月31~6月5日、東京大学近郊(東京都文京区)
    (MIT学生の宿泊先:フォーレスト本郷)
  • 主催:森村久美子 特任教授
  • 協力:土本康生 特任講師、石澤真悠子 職員
  • 協賛企業:日本ヒルティ株式会社、DMM英会話、サンディスク株式会社
  • 実行委員:学生6名(工学系研究科修士課程学生:5名、工学部学生:1名)
  • 参加学生:合計28人(UT:20名、MIT:8名)

活動記録

1.  山中寮パート(5/27~5/29)

 

始めに、東大の山中寮(山梨県)で、3泊4日で活動を行いました。

 

楽しみながら学生間の親睦を深めるために、東大生とMITの学生とを混合してチームを作り、そのチームでコンペティションをを行いました。

大学で培ってきた工学の知識を活用できるように、様々なお題を準備しました。
中でも目玉は「Craft a bench」というお題でしたので、紹介させていただきます。

これは、建設用の工具・材料を製造・販売する企業である日本ヒルティ株式会社様のご協力・ご指導のもと、木材からベンチを作成するというものです。
まず始めに、ベンチの設計方法や、木材の切断機器の使用方法といったベンチ作成のを勉強します。その後は、各班が思い思いにベンチをデザインし、実際にベンチを作成していきました。

尚、設計の際の条件は次のようなものでした。

・ユニークなコンセプトを持つこと
・最低2人が座れるようなものであること

 

最後は時間制限に追われながらも、なんとか全班がベンチを完成させることができました!
日本ヒルティ株式会社様や先生方に評価をしていただき、順位が発表されました。

頭と体を共に動かすことをを通して、MITの学生と日本人の学生との距離がぐっと近づいたのではないかと思います。

ある班が制作したベンチについて紹介します。
そのチームは、用途に合わせて様々な形に変形して使えるというベンチを作成しました。
台形型のベンチを組み合わせることによって、六角形・直線型、L字型、蝶型と変形させることができる所がポイントでした。

日本ヒルティ株式会社の皆様、本当にご協力ありがとうございました。

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変形できるベンチと制作班メンバー(東京大学山中寮にて)

2. 東京パート(5/30~6/4)

 

後半は、東京に帰ってきて活動を行いました。

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MIT生によるMUSCATポーズ(安田講堂前にて)

 

ここでは、後半の活動の中から、企業見学を紹介させていただきます。

見学させていただいたのは、訪問した順に、SONYとメモリー製品の製造で有名なサンディスクでした。

SONYでは、AR等の最新テクノロジーを展示しているショールームを見学させていただき、サンディスクでは、製品についての説明を頂いた後、社長の小池様から人生のゴールをどう実現するかについてお話していただきました。
参加メンバーは皆、工学を学ぶ学生であることもあり、企業見学を満喫しているように見えました。

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サンディスク小池社長と企業訪問参加メンバー(サンディスク社にて)

 

プログラム運営を終えて

私が今プログラムの運営に携わったのは、「昨年、MUSCAT2015に参加して得た学びを、もっと多くの東大生に感じて欲しい」と思ったからでした。

 

その学びとは、

 

・MITの学生も、日本の大学生と同じように、勉強し、お酒を飲み、課外活動をし、研究をしているという(至極)当然の事実。

・米国の大学生とは、時に言葉が伝わらず、もどかしい思いをすることがあっても、日本人の友人を作るのと同様に友達になれるということ。

 

でありました。

 

今回、MUSCAT2016に参加してくれた、MIT生や東大生が、国境を超えて友情を育んでくれたと感じており、運営メンバーとしては嬉しい限りです。
英語に自信がある学生もそうでない学生も、初めて国境を超えた友人を作ることができる授業は、なかなか無いと思います。 運営に参加して良かったと心から感じております。

 

また、元々持っていた目標が達成できたことに加えて、様々なバックグラウンドを持った学生たちを動かすプログラムを一から計画し実行しきったことは、至らない所が多く有ったとはいえ、運営メンバーの自分達にとっても、学びの多い経験となりました。

 

以上です。

 

MUSCAT2016 実行委員長 中川智貴