こんにちは、化学生命工学専攻 修士2年の上田倫久です。久々の投稿ですが、国際プログラム紹介ということで今年、2016年はじめに参加したものをご紹介します。

この国際プログラムはリーディング大学院教育の一環として行われたもので、僕がむかーーし記事にしたMERITと呼ばれるリーディング大学院が主催する海外研修プログラムです(当時の記事はこちら Link ) あれから時は流れ、気がつくとMERITの”中の人”側になっていたわけですが、感慨に耽る前に早速内容に移りたいと思います。

Program file #2

  • アクティビティタグ 短期 | 海外, 大学 | 研究発表
  • 参加プログラムの内容 Stanford Univ.の学生とのワークショップ、Stanford Univ./UC Berkeleyの研究室訪問
  • 主催組織 博士課程教育リーディングプログラム「統合物質科学リーダー養成プログラム(MERIT)」
  • 訪問先
    1. Stanford University 米国のシリコンバレーにほど近い私立大学、世界中からヒト・モノ・カネが集まるイノベーションの一大拠点。3研究室を訪問。
    2. University of California, Berkeley 全米トップレベルの公立大学、特に化学分野は世界一の研究内容・業績を誇る。8研究室を訪問。 ※ 訪問先研究室はコース生が各自でアレンジして決定。
  • 訪問期間 2016/2/22-2/28
  • 参加者 MERITプログラムコース生23名、引率教員2名
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Stanfordはとにかくキャンパスが広大で、全米屈指の大きさ 8180 acres = 33.1 km^2 を誇ります。東京ドーム約700個分です。

訪問記

1.  Stanford University 訪問(2/23, 24)

初日のメインイベントはStanford Univ.の学生とのワークショップと懇親会でしたが、その前にキャンパスツアーがあり、工学部の研究室も幾つか見せていただきました。

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工学部の建物のひとつ。建物は基本的に寄附で建てられており、名称に寄附者の名前を冠しています。

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建物内の学部生実験室。内装はガラス張りが多く開放的な雰囲気です。各階にはキッチンスペースやフリースペースが設けられ、研究者同士の交流を促進する仕掛けが多い印象でした。

Stanfordの学生とのワークショップでは「科学技術の未来」をテーマに議論をおこないました。難しいテーマでしたが人工知能や自動運転の話で盛り上がり、ピザとアメリカの美味しいビールを飲み食いしながら語らったところで初日は終了。

2日目はStanfordの理学部化学科の研究室を訪問しました。特に、触媒化学・機能性高分子合成を専門とするWaymouth研究室 [Link] では、メンバー全員が参加するミーティングで自分の研究発表を行う機会をいただき、非常に有意義な時間を過ごせました。余談ですが、海外の研究室を訪問する際のおみやげに日本限定の抹茶味系のお菓子(チョコレートなど)はテッパンだそうです(実際ウケました)。

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理学部化学科の各研究室の実験台は本当に広く、1人あたりの面積は東大の私の実験台の2倍以上あるのではないかと驚くほどでした。広いキャンパスに広い実験台、最高ですね。

2. UC Berkeley 訪問(2/25-27)

3日目以降はStanfordがあるPalo Altoを離れてSan FranciscoのUC Berkeleyへ。ここは主に生命工学系の研究室と材料科学系の研究室を訪問したり、研究室のセミナーに参加させていただいたりしました。セミナーは大学院生が教授や他のメンバーの前で自分の研究進捗を報告する場なのですが、発表の途中でも一度議論が始まると全員を巻き込んだものになり、非常に活発に行われていました。

また、空き時間にはUC Berkeleyのキャンパスを案内してもらいました。

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Stanfordほどではないですがこちらも広いキャンパス。広場には昼寝する人と遊ぶ人たちがたくさん。

最終日の最後にはUC Berkeley訪問のホスト役をしていただいたLee教授の研究室 [Link] のセミナーに参加しました。ここでは生体模倣材料の開発を主に行っているのですが、起業を目指したプロジェクトの発表を聞くことができ、さすが西海岸!と強く印象を受けました。

訪問を終えて

1週間と短い期間ではありましたが、非常に刺激的な体験をすることができました。特にキャンパスの雰囲気や研究環境、両大学の志の高い学生たちとの交流は、自分のモチベーションを高めるという意味でとても有意義でした。実験機器や装置という設備面に関しては東大も負けていないと思いますが、大学にいる人々と彼らが醸し出す雰囲気に関してはやはり世界の第一線は違うなと感じるところもありました。負けずに頑張りたいですね。

最後に

MERITでは例年コース生に向けて海外研修プログラムが用意されています。博士課程進学を前提とするリーディング大学院ということで心理的なハードルは高いですが、興味のある方はぜひ。最後になりましたが、本プログラムを設けてくださったMERIT担当者の方々、訪問を快く受け入れてくださった各研究室の方々に感謝申し上げます。

MERITプログラムに関してはこちら: http://www.ap.t.u-tokyo.ac.jp/merit/
MERIT海外研修の報告書はこちら : http://www.ap.t.u-tokyo.ac.jp/merit/training/overseas.html

(執筆:上田倫久)