こんにちは!工学部広報アシスタント 化学生命工学科3年の森です。
今年のAセメスターから開講される1年生向けの工学部の総合科目「物質・生命工学概論」について、担当教員の近藤高志先生にインタビューしました。

近藤高志先生(先端科学技術研究センター)研究室HPはこちら

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研究分野:化合物半導体の光機能とその光デバイスへの応用
(レーザー光波長変換用デバイスの開発や高効率太陽電池の研究など)
学生時代のサークル活動:テニス
休日の過ごし方:テニス、サイクリング
(駒場リサーチキャンパスのテニスコートに行けば先生にお会いできるかも?)
趣味:音楽鑑賞
工学部の魅力を一言で:「何でもあり!!」

 

「物質・生命工学概論」とはどのような授業ですか?
この講義では「物質・材料の基礎」「バイオ・医療」「環境・エネルギー」「情報・通信」の4分野を柱として、「物質・材料」をキーワードに、電子顕微鏡で見るミクロな世界から橋やビルといった建造物まで、幅広いスケールのものを扱っていきます。これぞ工学部といった感じですよね。物質・材料の開発や研究は、新たな産業や社会価値を生み出す上で基盤となる非常に重要な分野です。

講義では様々な最先端の研究に触れることができるようですが、そうした発展的な内容を学生に理解してもらうための工夫はありますか?
昨年まで(注)教員一人に対して授業数は1回でしたが、今年からは教員一人あたりの担当授業数が2回に増えるため、1回目はその分野の基礎を扱い、2回目はその応用として最先端の内容について講義をするという構成になります。従来よりもじっくりと1つのテーマを扱うことができ、文系の学生であってもあまり障壁なく理解できる内容となっているのではないでしょうか。

(注)「物質・生命工学概論」は昨年まで「物質工学」として開講されていました。

どのような学生におすすめですか?
理系の分野に漠然とした興味はあるけれど、具体的に自分の興味のある分野が分からないという人にぜひ受講してほしいです。そういう学生にこそ、物質材料基礎・医療・情報・環境と幅広いテーマを扱うこの講義をきいて刺激を受けてもらいたいと思います。
高校まで物理・化学・生物・地学・数学という区切られた世界で勉強してきたので、例えば「物理が得意だから物理学科に行く」という風になってしまいがちだけれど、それだけじゃないんだということを分かってほしいです。特に「物質」という括りは、1年生には思いもよらないものかもしれないですね。
出口志向、つまり社会のニーズに応えることを目的とした「工学」というものが、いかに重要で面白いかを、講義を通して伝えることができればと思います。更には、高校で学んできた物理・生物・化学・地学・数学と「工学」がどのようにつながっているかを理解してもらいたいです。

駒場の学生にメッセージをお願いします。
広くアンテナをはって、いろいろなことを勉強してみてください。将来仕事をする際、うっすらとでも他の分野を知っていることはかなり強みになります。そういう意味でこの講義は、ひとつの講義の中でいろいろなテーマが勉強できてお得じゃないでしょうか。

ありがとうございました!

※各回のテーマ・担当教員・近藤先生からのコメント

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インタビュアーより

すべてのものづくりの基盤には「物質」があります。新たな物理現象の発見につながる基礎科学としてはもちろん、医療・情報・環境といった多方面での技術革新を支えるのは物質・材料の研究です。「物質生命工学」と聞いて、あまり馴染みのない括りにピンとこなかった人も、近藤先生のインタビューを読んで「物質」について学ぶことの重要さを感じていただけたのではないでしょうか。小さなものから大きなもの、またハードなものからソフトなものと、様々な物質・材料とその応用について学ぶことができるこの講義は、工学の「幅の広さ」という醍醐味がぎゅっと詰まった非常に魅力的な講義だと思いました。最先端の研究内容にたくさん触れることができるので、わくわくすること間違いなしです!
近藤先生のおっしゃっていたように前期教養の皆さんには、あまり早いうちから興味を限定せず、好奇心旺盛に広く学ぶことを通して、自分の本当に好きな分野を見出していって欲しいと思います。貴重な前期教養の期間をぜひ存分に活用して下さい!

(インタビュアー 森千夏)